スネアの大掃除!? 〜前編〜

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スネアの大掃除!? 〜前編〜

片瀬講師
楽器はメンテナンスをせずにずっと使い続けていると、汚れやパーツの不具合、下手したら壊れてしまう可能性もあります。
スネアも例外ではなく、裏表のヘッドやスナッピーの紐は消耗品になりますので、頻繁でなくとも定期的に交換することがオススメです!

そこで今回はスネアを丸っと大掃除する方法をご紹介!
前編では分解の仕方、メンテナンスの方法、後編では組み立てたスネアのチューニング方法とスナッピーの付け方を解説します。この機会に是非、スネアのお手入れしてみてください💪

 

用意するもの

スネアのお手入れに必要な物はこちら!

・チューニングキー
・ドライバー
・楽器用クロス
・使い古した布やキッチンペーパー
・サビ落としスプレー
・潤滑油(グリース)
・研磨スプレー

これらは基本的にホームセンターや、Amazonなどのネット通販で手に入ります!

サビ落としスプレーのおすすめはKURE社から出ている「CRC5-56」、研磨スプレーのおすすめは同じくKURE社から出ている「シリコンスプレー」です。
楽器用のクロスや、チューニングキーは楽器屋で500円前後で購入出来る為、日常のチューニングで使う為にも1つは待っておきましょう♪

 

スナッピーを外してみよう

まずは、スネアの裏側についている「スナッピー」を外してみましょう!

スナッピーは、シェルの側面についている「ストレイナー」と呼ばれるレバーと、その反対側についている「バット部」という2つの部品によって引っ張られることで、スネアの裏面にくっついています。

スネアの裏面(スネアサイド側)のヘッドを外すためには、このスナッピーを一度外さなければなりません。外し方は、スナッピーの紐部分を支えている「ストレイナー」と「バット」のボルト(雄ネジ)を、チューニングキーで緩めて外しましょう!
※取り外した際、締めていた小さいボルトなどは無くさないように気をつけて下さい⚠️

スナッピーを取り外した際、紐がへたっている場合は消耗しているサインですので、新しいものに変えることをお勧めします。

 

スネアヘッド(表裏)を外してみよう

スナッピーを外せたら、表裏共にスネアヘッドを外してみましょう。

スネアヘッドは「フープ」と呼ばれる金属の輪っかと、そのフープを押さえつける為の「テンションボルト(雄ネジ)」によって固定されています。つまり、テンションボルトを緩めることで、フープもスネア本体から外れて、ヘッドを取り外すことが出来ます!

「チューニングキー」で、半時計回りにチューニングボルトを回していき、ラグからテンションボルトを外していきましょう。
※この際、1点ずつ緩めていくとフープが歪んでしまう原因に繋がってしまう為、上下左右均等に緩めていくことをお勧めします!

無事にテンションボルトが外せたら、スナッピーの時と同様、パーツを無くさないように保管し、フープ、スネアヘッドも外して完了です🙌

 

テンションボルトの汚れを除こう

先程の工程で外した「テンションボルト」ですが、サビや潤滑油の汚れがあるかと思います。
この汚れによって、干渉する部品をダメにしてしまったり、ノイズの原因にもなる為、しっかり汚れを落としていきましょう!

準備した「サビ落としスプレー」をボルト全体に吹き付け、古い布やキッチンペーパーで汚れを取り除きます。地味な作業にはなりますが、1本1本根気よく磨いていきましょう😆

ちなみに、フープについた指紋や汚れも、同スプレーを布に染み込ませ拭くことで綺麗になります。

 

シェルを磨いてみよう

スネア本体も磨いていきましょう!古い布に研磨スプレーを吹きかけ、シェルをなぞる様に、満遍なく磨いてください。

今回、スネアの側面についている「ラグ」や「ストレイナー」などは外していませんが、徹底的に綺麗にしたい方は、これらのパーツをドライバーで外し、シェルにパーツが何も残っていない状態で磨くこともお勧めします!

シェルについた指紋や汚れがとれたら、最後に楽器用のクロスで全体を拭いて完了です👌

 

ヘッドをはめて、テンションボルトを差し込もう

各パーツが磨き終わったら、ヘッド→フープ→テンションボルトの順に組み立てていき、スネアを元の状態にしていきます。

この時、テンションボルトのネジの先端には潤滑油である「グリース」を少量塗りましょう!
グリースをつけることで、テンションボルトは円滑に動く様になりますが、逆につけ過ぎるとホコリなどの汚れがくっつく原因になりますので、つける量には注意です。

また、ヘッドはずっと使っていると、伸びきってしまい本来の鳴りが損なわれてしまう為、メンテナンスの機会に新品で買えることをおすすめします☺️

どこのお店にもある一般的なヘッドはREMO社の「114BA(アンバサダーコーテッド)」ですが、より厚みのあるものや、ミュート機能がついたものなど試してみて、好みの音を探すことも自身の演奏の幅につながります!

 

まとめ

片瀬講師
今回はスネアの分解の方法を説明しました。最後はテンションボルトを指で回し、止まるところまで締めれればOKです!

次回、綺麗に磨いたスネアのチューニングと、スナッピーの付け方を解説しますので、引き続き参考にしていただければ幸いです🙂

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