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人気ドラムメーカーをご紹介！ 〜国内編〜
機能性やデザイン性、それぞれに特化したメーカー、有名ドラマーがエンドース契約を結んでいるメーカー、ハードウェアや小物類のアイデアが豊富なメーカーなど、世の中には数多くのドラムメーカーが存在します。
中でも、日本のメーカー技術は世界でもトップクラスであり、各国のドラマーが使用する程に高い評価を得ているのです。
今回はそんな日本メーカーの機能性やデザイン性を中心に、各メーカーの特徴を解説していきたいと思います！
Pearl (パール)
様々なジャンルに適したドラムセットを展開しており、スタンド類などのハードウェア面も数種類扱っていることから、安心、安定を兼ね揃えたメーカーです。
創業は1946年で、ドラム、パーカッションの打楽器以外にも、管楽器のフルート専門メーカーでもあり、日本以外にも米国や欧州にも生産、販売拠点を持ち、世界に通用する機能性で多くの海外ドラマーに支持されています。
パールは創業当初に「ファイバーシェル」というウッドシェル(木材の胴)とカーボン(炭素)のハイブリットシェルを開発し、ドラムセット製造の先駆けとなりました。
その後も、音量がパワフルに鳴る工夫が施されたり、耐久性が向上したりと、日本の技術を世界に轟かせ、伝統を大切に今でも日々進化し続けています。
中でも「MASTERS(マスターズ)シリーズ」が広く普及しており、街中のスタジオやライブハウスにおいても見かける割合が高いです。このシリーズの特徴としては「汎用性」がとにかく高く、自分好みのセッティングにカスタムしやすく設計されています。
また、パールのドラムはハードウェア面も徹底しており、回しやすくデザインされたボルト(ネジ)から、各パーツもカタログに細かく載っています。
ちなみに、今ではロゴが英語表記でシンプルなものですが、旧ロゴはデザイン性にも凝っている為、気になった方は是非調べてみてください！
YAMAHA (ヤマハ)
多数のジャズミュージシャンや、フュージョン系のドラマーが愛用しており、アコースティックドラムだけに止まらず、電子ドラムの生産も行っています。
YAMAHAといえば、CMでもお馴染みのヤマハ音楽教室や、自動車部品関連のヤマハ発動機も、名前の通り同じグループの会社であり、国外でも広いネームバリューを誇っています。
1970年後半には、アコースティックドラムの名器とも呼ばれる「YD9000シリーズ」が登場し、バーチ(樺の木)を用いたシェルが話題を呼びました。
この「バーチ」という素材を使うことで、太鼓の中音域がくっきりと聞こえ、木材ならではの深みのある音色になります。
この「YD-9000」は大ヒットし、YAMAHAドラムの原点ともなりました。
今では素材のラインナップが増えたり、「レコーディングカスタム」へと名称が変わったりとしていますが、伝統は引き継がれており、音質に強いこだわりを持つドラマーに愛されています。
YAMAHAを愛用している有名なドラマーを挙げると、フュージョンバンド「カシオペア」のドラマーである神保彰さん、「BABY METAL」や「B’z」のサポートを務める青山秀樹さん。
ドラムの神様として君臨するスティーブ•ガッドなど、トップクラスのアーティストばかりで、世界に通用するドラムメーカーであることが証明されています！
TAMA (タマ)
Pearl、YAMAHAに並び、日本3大メーカーの1社で、愛知県名古屋市にある「星野楽器株式会社」がTAMAブランドの製造、販売、輸入代理を行っており、自社の工場にて職人が1からドラムを作っています。
「ズシッ」としたサウンドを得意とするドラムセットが多いことは勿論、質の高いハードウェアが充実していて、多点セッティングに向いていることから、メタル、ロックを叩くドラマーが好んで使用しています。
重厚な音が特徴のTAMAドラムセットですが、実は太鼓のシェルは他メーカーに比べて薄く、質も硬めに作られることから、叩いた時のアタック音がガツンと響いてくれます。
また、ハードウェア面、主にキックペダルにも根強い人気があり、「IRON COBRA(アイアンコブラ)」や「SPEED COBRA(スピードコブラ)」のコブラシリーズは軽い踏み心地ながらも、パワフルな音量が出ます！
さらにメーカー名でもあるTAMAの由来は、創業者の奥さん「星野多満(ほしのたま)」さんの名前からきているそうです！
まとめ
楽器店や音楽スタジオに行くと必ず目にするメーカーですので、それぞれのメーカーの特徴を知っておくことで、さらにドラムが楽しめるかと思います。
今日紹介したメーカー以外にも、日本ではオリジナリティ溢れたドラムメーカーが存在しますので、気になった方は是非色々なドラムに触れてみてください！
