Official髭男dismの「Pretender」を叩いてみよう!②

目次

Official髭男dismの「Pretender」を叩いてみよう!①

葦名講師
ABCミュージックスクールドラム科の葦名理樹です。
今回はOfficial髭男dismさんの「Pretender」のドラム演奏の解説の第二回です!

今回は複数のセクションをまとめて解説します!
第一回で解説した16ビートの基礎的な内容を今回のセクションで存分に発揮してください!

楽曲解説の前に大切なこと
今回のリズムパターン、大半が1番でやったものと同じなのでリズムパターンやフィルインで躓く場面は多くないかと思います!
1番で培った技術や知識は2番以降でしっかり生かせます。リズムをキープできるように頑張りましょう!

 

今回の動画

「2A」bpm92【2:24~2:45まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=144&w=560&h=315]

「2B,2C」bpm92【2:45~4:35まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=165&w=560&h=315]

「SOLO~OUTRO」bpm92【4:35~5:20まで】
[youtube https://youtu.be/t1-IoGIJO2E?start=275&w=560&h=315]

 

解説その1:「2A」に挑戦してみましょう!


 

フレーズの特徴

このセクションは16ビートの新しいパターンが出てきてますね!
取り組み方はINTROなどと変わらないので一つずつ確認していきましょう!

 

演奏のポイント①

このビートは右足のバスドラムの1拍目が4分音符から8分音符、つまり一打から二打になりました!

バスドラムが増えることによって、よりハイハットとのタイミングを合わせることが難しくなります。なのでこのビートもハイハットに対してとバスドラムは何個目に重なっているかを数えつつ確認してみましょう!

 

演奏のポイント②

8小節目の4拍目がスネア1打だけになっています!このスネアは次の2Bセクションに行くための合図のような役割でもあるので、しっかりキメましょう!
音をスパッと短めに叩くようなイメージで演奏すると楽曲の雰囲気によりあって良いですね!

 

ここが一番大事!

このセクションのビートは唯一違うパターンの16ビートです。バスドラムのリズムに合わせて他の楽器も合わさるように演奏されています。
今回は多少アレンジをしていますが、リズムに忠実に守りながら他の楽器との絡み方も意識して練習してみましょう!

 

演奏時の注意点

右足のバスドラムのパターンは以前にも説明している通り、ハイハットとタイミングを合わせるのが難しいです!
ここのタイミングが合わないとドラムの土台が何もないような状態になり、とても不安定になるので注意しましょう!
 

解説その2:「2B,2C」に挑戦してみましょう!


 

フレーズの特徴

続いて解説するセクションは「2B,2C」です!
ここからのセクションは基本1番と同じフレーズになっているので、1番で練習した技術を生かしながら歌を聴きながら演奏しましょう!

 

演奏のポイント①

2Bのリズムパターンやフィルインは、ほとんどが1番と同じです!その中で唯一違うのが10小節目の4拍目に入っている16分音符のフィルインです。

このフィルインは今までのINTROやCで入っていたフィルインと同じなので、これからくる2Cで叩くフィルインと同じテンションで叩きましょう!
これからサビに入ります!という合図のような意識で叩けると良いです!

 

演奏のポイント②

2Cも前のセクション同様Cとリズムパターンやフィルインの内容は一緒です。ただこの後のセクションはシンセのソロになるので、2Cからソロにかけて段々盛り上げていけると良いです!

またこのセクションは1Cと比べて長さが半分になっています。なので1番よりも短い長さで気持ちを上げていけるように意識しましょう!

 

ここが一番大事!

これら2つのセクションはリズムパターンやフィルインの内容は変わらないものの、1番と2番でセクションの尺間次のセクションへ向けての曲の盛り上がり方が全然違うので、そこはしっかり区別して演奏しましょう!

 

演奏時の注意点

2Cは特に長さが1番に比べて半分になり、さらに1番は1C後一旦ドラムがなくなるのに対し、2C後はさらに盛り上がるシンセのソロパートになります。
これは楽曲の流れが全く異なるので、決して同じ演奏にならないように注意しましょう!

 

解説その3:「SOLO~OUTRO」に挑戦してみましょう!


 

フレーズの特徴

いよいよ最後のセクション「SOLO~OUTRO」です!

なぜこれだけ多くのセクションをまとめて解説するのか。それは楽譜を見ている皆さんならお分かりいただけるかもしれませんが、これらのセクションはほぼ全て同じパターンの繰り返しになるからです!

正確には2Cからの繰り返しになるので、リズムパターンやフィルインの内容は変わらないため、曲の表現の部分に注意しましょう!

 

演奏のポイント①

2Cから繰り返される同じフレーズのパターンですが、唯一Dのセクションのみ若干の違いがあります。

楽譜にもこのセクションだけは7小節目にフィルインが入り、8小節目は休符になっています。
この休符は最後のOUTROに繋がる大事な余白なので、その意識を持ってもらいながら演奏するととても雰囲気が出て良いですね!

 

演奏のポイント②

これら多くのセクションがありますが、2C~OUTROまでを時間をかけてクレッシェンドして演奏するととても良いです!
場面的に、今演奏しているセクションよりも、次のセクションの方を盛り上げたい場面なので、セクションごとに段々盛り上げて行くように演奏しましょう!

 

ここが一番大事!

今回のセクションは基本フレーズが全て一緒になっていますが、それぞれのセクションにはそれぞれの想いがあります。
なのでそのセクションのイメージや意味を自分なりに考えながら演奏ができると、とても感動できる演奏になります!

 

演奏時の注意点

OUTROではドラムは全くないので、正直気持ち的にはDセクションで終わりのような気持ちになってしまうかもしれません。

確かにドラムのフレーズ的には間違いではありませんが、この曲はOUTROの8小節目までで楽曲として成立しています。
なのでOUTROのピアノを、その時だけは演者から聴き手に変わり曲の余韻を楽しむと、この作品を楽しむことができると思います!

 

まとめ&次回予告

葦名講師
いかがだったでしょうか?今回は2番以降の解説をしていきました!

フレーズこそ同じでも、そのセクションによって表現の仕方が違うというのは物語のようなもので、ドラムにもその時にあった表情がつくと、とても良いです!ぜひ他の楽曲でも意識して見てください!

16ビートは手足それぞれのタイミングが合うと、とてもタイトで気持ちの良いビートになっているので、今回までの解説で紹介してきたやり方を活用してもらいながら、自分なりの気持ちのいいビートを習得してください!

ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました! 
ありがとうございました!

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