YOASOBIの「夜に駆ける」簡単バージョンを叩いてみよう!③

目次

YOASOBIの「夜に駆ける」簡単バージョンを叩いてみよう! Part3

葦名講師
ABCミュージックスクールドラム科の葦名です。今回はYOASOBIも「夜に駆ける」のドラム演奏を解説していきます!
3回目となった夜にかけるの解説ブログ!本日はCセクションの終わりから2番をやっていきましょう!

楽曲解説の前に大切なこと
今回のメインの範囲である2番は、1番とフレーズこそ似ているものの曲の構成が大きく変わっています!少しひねりのある構成の曲にも対応できる力を身につけましょう!

 

今回の動画

INTER,A,A’セクション:BPM130 【1:46~2:28まで】

 
INTER,Dセクション:BPM130 【2:28~2:58まで】

 
Bセクション:BPM130 【2:58~3:14まで】

 

解説その1:INTER,A,A’セクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

INTERセクションからA’セクションまで一気にまとめちゃいました!
これらのセクションでは内容がかなり似ている箇所なので曲の構成を見失わないように気をつけましょう!

 

演奏のポイント①

INTERセクションの8小節目、つまり歌の入る直前にまたしてもフィルインが入っています。ここのフィルインは一旦歌がなくなったパートから再び歌が戻ってくるというある種緊張感があるパートになっています!

だからここのフィルインは歌が入る合図という意識で叩いてみましょう!

 

演奏のポイント②

もう1箇所大事なのはA’の8小節目フィルインです。
またフィルインの話になってしまいますが、構成がどんどん変わっていくのでフィルインをしっかり挟んで曲にメリハリをつけたいのです!

特にここは今までとフィルインの形が大きく違います。
今まで16分音符という細かい音符で叩いていたものが今回の箇所に限り4分音符になっています!なぜここだけ音符の数が極端に減っているかというと、次のセクションではドラムが一旦3点でのリズムキープではなくなります。

リズムが大きく変わればそれだけ曲に対する印象も変わります。なのでここではあえてフィルインを細かくせずに、曲の印象が大きく変わる合図の役割を果たしているのです

 

ここが一番大事!:

これら3セクションで大事なことは、リズムが常に変わらないためセクションごとの変わり目に変化をつけることです!

ポイントとして既に解説している点はもちろんのこと、AからA’セクションもキーボードのフレーズがより細かくなっていたりメロディーが変化していたりと、何かしらの変化があります。それらの点を踏まえて自分なりに物語を決めて考え取り組んでいくことが曲をより良くしていく鍵になります!

 

演奏時の注意点:

ここまで既に数多く叩いてきている8ビートですが、正直もう慣れてきてしまている人も少なくないと思います。一番こう言った場面で起こりがちなのは、何も考えずにプレイしてしまうことです!

何も考えずに叩けるというのはもちろんすごいテクニックであり、それだけ体に8ビートが染み付いてきた、つまり成長してきた証でもあります!だからこそ考えることを怠らず今よりも更に高みを目指して考えて欲しいのです!そうすれば他の曲でも応用ができたりと、皆さんがドラマーとしてランクアップすることができます!

 

解説その2:INTER,Dセクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

続いては2回目のINTERセクションからDセクションを解説していきます。

INTERセクションではキーボードがソロのように激しく動いていたり、Dセクションでは畳みかけるような細かい音符で歌われているメロディーと今までとは少し違った展開になっています。それを自身のドラムとどうマッチさせていくかが重要です!

 

演奏のポイント①

INTERセクションの前半4小節は3点のうち、右手と右足が抜けて左手のスネアのみになります。
その間、曲中でもリズムと雰囲気が変わっていきます。今までの右手を細かく刻んでいるビートの印象からスネアを2・4拍目にしか叩かなくなりますので、枠を大きく捉えたようなイメージをして叩きましょう!

 

演奏のポイント②

INTERセクションの5小節目からDセクションはビートが戻ってきました。
ここからはキーボードや歌など細かくなった音符を支えるイメージで叩くと、とても曲に馴染みます。本来のドラムの役割を果たすようなセクションになっているので、しっかり支えるイメージを持ちましょう!

 

ここが一番大事!

この2つのセクションは全体的にドラム以外のパートが細かいフレーズを演奏しています。細かいフレーズを演奏しているということは、ドラムはその細かいフレーズと同じタイミングで音を鳴らしている箇所があるということです!
なのでドラムは音符としても他の演奏に寄り添いつつ、その他気持ち的にも支えて寄り添うようなイメージで演奏しましょう!

 

演奏時の注意点

ドラム以外の演奏もしっかりと聴きましょう!
ドラム以外の他のパートが細かい音を演奏しているので、本来のテンポを見失ってしまう恐れもあります。なので、細かい音符もしっかり聴きつつテンポや拍を意識することを忘れずに注意していきましょう!

 

解説その3:Bセクションに挑戦してみましょう!

 

フレーズの特徴

フレーズこそ1番でやったBと大差ありませんが、曲の構成としてはかなり立場が違うと言えるでしょう。
なぜならこのBセクションは曲の最後のサビ前のセクションに当たるからです。最後のサビということは曲としては最も盛り上げたいセクションであり、その直前のセクションということは最も盛り上げるための後押しをするパートということです!

 

演奏のポイント①

リズムは1回目のBセクションと変わっているところはありません。
ただ8小節目に16分音符(焼きそば)を4つ叩いてます。ここで最後のサビに向けて思いっきり盛り上げていきましょう!1つ目から4つ目まで段々大きくし、最後のサビにつなげましょう。

 

演奏のポイント②

2回目のBセクションは特に盛り上げていきたいので段階をつけて盛り上げると良いと思います
ポイント①で解説した点はもちろんですが、例えば前半4小節と後半4小節では左手が入っているかいないかという違いがあるため、そこをポイントとして段々盛り上げてくこともできるでしょう。

大雑把に盛り上げると考えるよりも、具体的に場所を決めて、段階を1段1段上がっていくように盛り上げていく方が自身で演奏するときに分かりやすいです!

 

ここが一番大事!

とにかく最後のサビに繋げる意識を強く持つことです!
最後の盛り上がりを後押ししてバトンを渡すようなイメージで演奏ができればとても感動する曲に仕上げることができます!

 

演奏時の注意点:

Bセクションは9小節目にブレイクが入っているため、丸1小節休みになります。
休みになった時もしっかりテンポを感じ続けて、C’の頭でジャストのタイミングで入れるように注意しておきましょう!

 

まとめ&次回予告

葦名講師
いかがだったでしょうか?
今回は今まで叩いてきたリズムが多かったので、リズムよりもフィルインについてやその特性、その場での役割などを解説していきました!
後半部分は最後のサビに向かっての準備などもあったので、より感情的な部分を多くお話ししてきました!

次回はいよいよC’から最後までをやっていきます!最後は思いっきり盛り上がって楽しくドラムを叩きましょう!お楽しみに!
ABCドラム教室の葦名理樹がお送りしました!

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