レッスン6ハイハットの叩き方(後編) -コツとエクササイズ-
~ドラムコース超初心者編~


Lesson6(後半) 解説

ハイハットでいい音を出すための3つのコツ

POINT1
ショルダーでたたく

ドラムスティックの先端部分を「チップ」
チップ下の細い部分から中央に向かい、太くなる部分を「ショルダー」といいます。

ハイハットは、この二か所で叩くことができますが、まず始めは、「ショルダー」で叩くほうをお勧めします!

理由は大きく分けて二つ。

①小さな力でも大きな音量が出る
②肩が上がってしまうのを防ぎ、フォームが安定する

サウンド的によほど好みでない場合は例外ですが、まずはショルダーを使ってハイハットを叩くことに慣れていきましょう。

POINT2
手首+肘で叩くよう意識する

ハイハットも、他のドラムと同じく「鞭のように振るイメージ」が好ましいと言えます。

そして、手首だけで叩くと、小回りは聞きますが、ダイナミックさや音量にかけてしまいます。
手首と肘を意識することで、「音量」と「小回り」、両方のバランスをとることができます。

手首だけを使った時の違いも、是非体感してみてください。

POINT3
ハイハットの開きを意識する

ハイハットは、踏み込み具合で音色が幅広く変わります。

切れ味のある、タイトな音にしたい時は「強く踏み込む」こと。かかとはヒールアップにすると、無理のない姿勢になります。

広がりがある、ルーズな音色にしたい時は「緩く踏む」こと。かかとをつけた状態(ヒールダウン)にすると、スムーズに出せます。

注意点としては、体全体を左側に傾けないこと。
傾けてしまうと、腰にかなり負担がかかるので気をつけましょう。

太ももから先の体重をハイハットに預けるようなイメージです。

無理ない姿勢でハイハットを踏むように心がけてください。
椅子の座り方も大事になってきますのでLESSON2も参考にしてみてください。

Lesson2 [ドラムを叩く前に] 椅子の座り方の基礎を学ぼう!

POINT4
エクササイズはテンポを意識して

最後は、右手でハイハットを叩いていくエクササイズです。
動画を見ながらTOSSYと一緒にやってみましょう。

スネアと同じく大事なポイントは、叩く前にテンポを体で感じること。
BPMは基本60から徐々に早く、難しい場合は徐々に下げていきましょう。

よくある質問にお答えします!
Question
01
ハイハットの仕組みってメーカーで違いますか?

ほぼ例外なく全て同じ仕組みになっているのでご安心ください!

少なくとも音楽スタジオに行った場合には同じ。
解説を参考にしてハイハットをいじり倒してみてくださいね!
Question
02
ショルダーよりチップの方が音が好きだ!

ナイスです!好みは本当になによりも大事です!

ショルダーで叩くことで得られるメリットは記載した通りですが、チップもキレのいい音が出ますよね。そのままガンガン練習してみてください。

一つ注意点をお伝えするならば、「脇が上がり過ぎないように」だけ注意してみてください。
フォームをできるだけ自然にすることは、どんな演奏方法においても大切なことです!
Question
03
左足でハイハットをコントロールするのが大変なんです・・・!

その通りです!
右利きの方は特に、左足、左手の動作に慣れていません。

僕も同じ悩みをもっていましたので、一時期から左手で箸をもったり、左足から踏み出すようにしたりしてできるだけ左右対称になるよう心がけて生活しています。

「練習するぞ!」と頑張るよりも、日常生活が「自然とエクササイズになるよう」心がけるのが一番大事なポイントだと思っています。


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