レッスン4バスドラムの基本的な踏み方と注意点(後編)
~ドラムコース超初心者編~


Lesson4(後半) 解説

バスドラムの極意は「ヒールアップ」「貧乏ゆすり」「ムチ」「ボーリング」

POINT1
基本姿勢はヒールアップ

ヒールアップとは、かかとを少し浮かせて、つま先だけペダル触れている状態をいいます。
バスドラムを踏むときの代表的なフォームの一つです。

かかとを少し浮かせてペダルを踏み込んでいる状態をキープし、ビーターをバスドラムに押し付けている状態にしましょう。

常にバスドラムを踏めるよう、かかとを浮かせて待機しておくことで、合理的で自然な動きをすることができます。

POINT2
動きの秘訣は「貧乏ゆすり」

貧乏ゆすりは、言い方をかえれば両足が自由にリラックスしているということ。

床に足をつけ、かかとをを上げた状態にし、上下に揺らすだけ。
両足の余分な力が抜け、ヒールアップしている力をいい感じに散らしてくれます。

この動作がバスドラムを踏むときに一番近い動きになります。家の中で是非練習してみてください。

POINT3
ムチのようなイメージで踏む

上下の動きで足を落とすというイメージではなく、ムチをしならせて振るようなイメージでバスドラムを踏みましょう。

遠心力がつき、小さな力で大きな音を鳴らすことができます。

実際に音楽スタジオに入った時にイメージしながら何回も踏んで試行錯誤してみると、必ずいい音が出る瞬間があります。その瞬間の動きは必ず覚えておくようにしましょう。

そこからさらに試行錯誤を重ねていくことで上達スピードが上がっていきます。

POINT4
ボーリングの玉を落とすように

足を下ろすイメージは、「ボーリングの玉を床にドン!と落とす」動きがかなりピッタリです。

最初は自然落下、地面に向かうにつれて力が加わっていき、床に最大の力で着地する。この動きを足でやるイメージで踏んでみましょう。

足を「落とそう!踏むぞ!」と考えながらバスドラムを踏むと、脱力していないため音質は硬く、音量も低くなります。

動きが硬い=音が硬いと連想するといいですね。

よくある質問にお答えします!
Question
01
踏み方はこの1つだけなんですか?

代表的な踏み方は大きく分けると「2つ」あります!

今回題材としたヒールアップ奏法、ヒールダウン奏法です。これらは出したい音やフレーズによって変えていくことになります。

まずはもっとも汎用性が高いヒールアップからスタートしましょう!
今後のレッスンでヒールダウン、スライド奏法について解説していきますのでお楽しみに!
Question
02
動画のようにうまく足がしなりません。どうしたらいいんですか。

生活の中でする動きではないため、最初からいきなり脱力+フォームをマスターするのは難しいですよね。

いきなりできるようになるのは難しいかもしれませんが、「一つ一つの動作をゆっくり確かめるように」練習していくことで確実にレベルが上がっていきます!

ドラムセットが家にない方が多いと思いますので、まずは家で一日10分でもいいので毎日楽しく練習するようにしてみましょう。

最初は色々な踏み方を試してみてください。それによってよりいい音を出すという「答え」に近づいていくことができますよ!少しずつ上達していくことを楽しみましょう!


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