レッスン6ハイハットの叩き方(前編) -構造とセッティング-
~ドラムコース超初心者編~


Lesson6(前半) 解説

ハイハットの構造とセッティングを学ぼう!

POINT1
セッティングは命!

今回の解説は、ハイハットのセッティング方法に重点を置いています。
理由は大きく分けて二つです。

①自分にとって最適な位置を知るため

プレイヤーの身長、手足の長さでセッティングが変わるので、まず自分に合ったセッティングするかを知る必要があります。
毎回違うセッティングで練習しても効率が悪く、上達の妨げになるので、必ず同じセッティングで練習しましょう。

②音楽スタジオで困らないようにするため

自宅にドラムセットがない限り、本格的な練習は音楽スタジオで練習を行います。
そこでありがちな問題として、「ハイハットのセッティングが毎回微妙に(時には大きく)異なる」ということがあります。そうすると

「高さをどうやって変えたらいいのかわからない」
「毎回スタジオに来るたびに高さが全然違って練習しづらい」

といった状況となります。
これらの問題を防ぐため、しっかりとセッティングのコツをつかんでいきましょう。

POINT2
ハイハットとは

ハイハットは、叩く事によってリズムを刻むことができる楽器です。
最大の特徴は、ドラムの中で唯一「音の長さをコントロールできる楽器」であるということです。

左足の踏み込み具合をコントロールすることによって、様々なサウンドを奏でることができます。

今はまだピンとこないと思いますが、今後のLessonに出てきますので、頭の片隅に入れておいて下さい。

POINT3
呼称と仕組み

[ハイハットシンバル]

ハイハットは、この重なる二枚のシンバルを開閉したり、スティックで叩いたりしてサウンドを奏でます。

[ハイハットペダル]
踏み込んだり、ゆるく踏んだりすることでハイハットの開き具合を調整することができます。
踏み込むほど硬い音、甘く踏むほどルーズな音になるなど様々な音色を作ることができます。

[ハイハットスタンド]
シンバルを支えるためのスタンドです。ペダルも含めてハイハットスタンドと呼びます。

[クラッチ]
ハイハットシンバルの高さを決まった場所に固定するために使用します。

POINT4
ハイハットのセッティング方法

まず、解説の中では、上のシンバルをトップ、下のシンバルをボトムと呼びます。

ステップ1.ハイハットスタンドに「ボトム」をセットする
二枚同時にもセッティングできますが、仕組みを理解するためにまずは一枚だけセットしましょう。

ステップ2. ハイハットスタンドの下のボルト(調整ネジ)を回して高さを調整する
下のボルトは、高さを調整するもの。
おすすめの高さは、スティックを持った手を自然に左に振ったときに、ハイハットに当たるくらいの高さです。

ステップ3. 軽くペダルを踏み込んだ状態で、クラッチのついた「トップ」を固定する
「ハイハットを少し踏み込んだ状態」で上のボルトを回します。
ここでしっかりと固定するのが大事なポイントだと覚えておきましょう。

「トップ」を固定したら、セッティング完了です!

動画を見て、自分に合う高さとシンバルの開き具合を確認しながらセッティングしてみてください。

左足の踏み込む深さでハイハットの高さをコントロールすることが出来ます。
どれくらいの強さでどんな音がでるのか試してみてましょう。

よくある質問にお答えします!
Question
01
ハイハットの仕組みってメーカーで違いますか?

ほぼ例外なく全て同じ仕組みになっているのでご安心ください!

少なくとも音楽スタジオに行った場合には同じ。
解説を参考にしてハイハットをいじり倒してみてくださいね!
Question
02
ハイハットの高さってどれくらいがいいの?

まずは自然なフォームになることが最優先だと思ってください!

脇が拳一個分くらい空いているのが理想とされていますので、その状態で叩ける範囲の高さにするのがオススメですね!
自然に腕を振ったときスティックのショルダーがハイハットのエッジに来るようにするのがポイントです。


ABCミュージックスクールオンラインをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む