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シンバルのメーカーを知ろう!
世界各国のシンバルメーカーを知っておくことで、自分好みのサウンドを追求しやすくなるため、よりドラムの面白さを感じることが出来ます!
今回はシンバルメーカーの歴史や特徴、おすすめのモデルも紹介していきます。
Zildjian (ジルジャン)
世界トップのシェアを誇り、シンバルの歴史を築いてきた世界的に有名なメーカー。
創業から400周年を迎えた今も尚、幅広いプロミュージシャンに愛され、日本でも記念の祭典が行われています。
「王道のサウンド」と言い切れる程、きめ細やかな余韻と、雑味なく抜ける音色が特徴で、
ポップス、ロックに留まらず、ジャズ、ブルースに特化したシリーズも出しており、間違いのない音を求めるならZildjian一択です!
Zildjianのおすすめモデルはこちら!
型番 : A ZILDJIAN MEDIUM RIDE 20″
名称 : ミディアムライド ※20インチ
中音域の音色でどんなジャンルにも万能なライド。静かに叩くとライド特有の繊細な音が鳴り、強く叩けば叩くほど全体に響いてくれます。
一生使えるシンバルですので、色々なジャンルを叩くドラマーには是非持っていてほしい一品です!
SABIAN (セイビアン)
世界でのシェア率はZildjianと肩を並べ、唯一無二の加工方法で進化し続けているシンバルメーカー。
歴史を遡るとZildjianから派生したメーカーであり、似たようなモデルやシリーズがありながらも、特色は異なったサウンドになっています。
シンバルの加工方法には「ハンマリング」といった、ハンマーで打ち付ける過程があるのですが、SABIANではオリジナルのマシンハンマーを使っていることから、サステイン(音の余韻)に深みが加われています。
音に重みが欲しい場合はSABIANがオススメです!
▼ SABIANのおすすめモデルはこちら!
型番 : AA ROCK HI-HAT 14″
名称 : AAモデル ロックハイハット ※14インチ
メーカーの中でもベストセラーのAAシリーズ。中でもロックモデルは名の通り、バンドサウンドに負けない音量と、突き抜ける音色が特徴。
癖が少なく基本に忠実なハイハットな為、初心者にもオススメのモデルです!
PAISTE(パイステ)
世界三大メーカーの1社。スイスが発祥であり、多くのプロドラマーを支えるシリーズを続々と出してきました。
他のメーカーと異なる点は、シンバルの作成時に金属を溶かすところからスタートするのではなく、あらかじめ形成された金属プレートを加工する方法を主流としています。
製造コストを抑え、且つ安定したシンバルが大量につくれることから、創業からグングンと市場に出てきました。
音の特徴としては、とにかく明るく、音がこもることなく抜けてくれます。
J-popとの相性が抜群に良く、ロックサウンドにもアクセントとして大活躍します。
PAISTEのおすすめモデルはこちら!
型番 : 2002-18 CRASH
名称 : 2002シリーズ クラッシュ ※18インチ
屈指のロングセラーで、メーカー特有のキレの良さ、クリアで明るい音色が特徴。
レスポンスも早く、太鼓の鳴りに乗っかってくれるイメージになります。
柔らかみがあり抜けが良い分、繊細で割れやすくもある為、力加減に要注意です!
MEINEL(マイネル)
1950年頃に設立したドイツのパーカッションメーカー。
ドラムセットに付随するハイハットやクラッシュシンバルは勿論、チャイナシンバルやスプラッシュシンバルなどのエフェクト系にも力を入れています。
近年では「穴あきシンバル」や、シンバルがぐにゃっと曲がり、数枚が重なり合った「スタック•シンバル」など、個性豊かなモデルを数多く生み出しています。
ジャズ、ファンクのプレイヤーから称賛の声が多く、また耐久性も高く割れにくいことからロックなど激しく叩く人にもオススメです!
MEINELのおすすめモデルはこちら!
型番 : Byzance Traditional China 18″
名称 : バイザンスシリーズ トラディショナルチャイナ ※18インチ
シンバルの表面に綿密な加工(レイジング加工)が施されており、温かみのあるリッチな音が特徴。
中音域に特化しており、クラッシュの様に叩いても主張しすぎないサウンドとなっています。
ドラムセットでもう一段階、音圧が欲しい時にベストなチャイナシンバルです!
まとめ
スタジオやライブハウスで普段何気なく叩いているシンバルも、メーカーに注目してみることで音の違いや、自分の好みを把握出来るかと思います。
楽器屋ではメーカー順に並んでいることが多く、また試奏可能なお店も多い為、気になったメーカーは是非一度叩いてみてください!