ピアノの楽譜を読もう!6 ~反復記号とは

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ピアノの楽譜を読もう!第6弾 ~反復記号とは

小倉講師
楽譜の読み方について解説します!

こんにちは!ABCミュージックスクールピアノ科講師の小倉里恵です。
今年はコロナの影響もあってか、1年があまりにあっと言う間でまだまだ心身共にお盆前くらいの気分なのですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は楽譜の読み方の中で、反復記号についてお話していきますよー!

楽譜の中で、1番、2番、サビ繰り返し!などこことここの演奏内容同じじゃない??と思う場所、ありますよね!
反復記号があれば、それがとってもシンプルかつ一目でわかりやすくなり、譜読みも楽でとっても便利!
覚えてどんどん使っていけるよう、楽しみながら読んでみてくださいね♪

それではいきましょう!

 

反復記号とは

さてそもそも、反復記号とは何でしょう?
反復とは読んで字の如く「同じことを繰り返す」、そのための記号、ということです。
楽譜の指定してある場所まで戻って、そこをもう1回演奏しましょうね、という記号の総称なんです。

 

リピートマーク

さて、その中でも1番目にすることの多い、リピートマークからご紹介します。

このマーク、どこかで見たことありませんか?
楽譜は左から右に読んでいきますよね。

この

のところまでA⇨B⇨C⇨Dと曲が進んだら、

まで戻ってもう一度B⇨C⇨Dと進んでくださいね、というマークです。

 

1番かっこ、2番かっこ

リピートマークは丸々っと同じものを繰り返してね、というマークでしたが、実際の音楽だと時折、1番、2番と繰り返してラストサビに行く前にちょっとだけ歌い回しが盛り上がったり、一瞬ブレイクしたり、変化を付けることがありますよね。

そんな時、とっても便利にしてくれるのがこの

です。
1番かっこ、2番かっこと呼ばれています。

リピート前、1回目は1番かっこ内を演奏して、リピートしたあと2回目ここに差し掛かったら2番かっこ内を演奏しましょう、というマークなんです。

楽譜にしてみるとこういう感じ。

A⇨B⇨C⇨Dと1番かっこの中まで演奏して、

に差し掛かったら

に戻ります。

そして、次は1番かっこを飛び越えて2番かっこへ、A⇨B⇨C⇨E、と進みます。

この図ですとA⇨B⇨Cと演奏し、リピートとしたら2番かっこへ、A⇨B⇨D
さらにここからリピートとして3番かっこへ、A⇨B⇨E
となります。

ちなみにこの◯番かっこは、繰り返したい数の分いくつでも増やしていけます。
んがっ!!!昔どこかの現場で8番かっこ、まである楽譜を頂戴しまして、さすがにちょっと読み辛く、みんなで目配せしながら回数合ってるか確認する、なかなかドキドキな綱渡り本番となりました(^◇^;)

見る人に優しいのは4番かっこまでかなぁ…と個人的には思っています…♪
楽譜は思いやり!優しさめっちゃ大切!( ; ; )笑

ちなみに、リピートマークは基本

のセットとなりますが、曲の頭に戻る時は

は省略されますので、焦って探さなくて大丈夫ですよー(^^)

そして、◯番かっこ、の1番数の大きなかっこだけは、かっこを閉じずにこのように書くので、覚えておいてくださいね!

 

ダ・カーポ、フィーネ、ダル・セーニョ、セーニョ、コーダ

ではリピートマークよりも、もう少し複雑に色々なところにジャンプできる便利なマークを紹介しますね!

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このマークはda capo(最初から)の略で「ダ・カーポ」と読みます。
曲の1番最初に戻ってもう1度演奏してね!というマークです。

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このマークはフィーネと読み、(終わり)の意味です。
ダ・カーポしたあとなど、繰り返しの後で楽曲の途中で音楽を終わらせる時に使用します。

この楽譜ですと
A⇨B⇨C⇨D⇨E⇨A⇨B⇨C
となりますね!
そして、Cでこの曲は終わりなんだということもわかります。

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このマークはdal segno(記号から)の略で、「ダル・セーニョ」と読みます。
記号、というのがこの

マークのこと!
segnoの頭文字、Sを記号化したもので、「セーニョ」と読みます。


のところまで演奏したら、

このマークまで戻ってね!
ということなので、この2つは必ずセットで使いますよ!

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このマーク、本当はvideと読み、(見よ)という意味らしい…
かっこよき…笑
ですが、通称は「コーダマーク」と読みますので、こちらで覚えてしまいましょう!

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この2つのマークで、曲のどこかにジャンプしたあと、曲のラストに再度ジャンプしたい…という時とっても 便利なこのマーク。


を見つけたら、

まで飛んでください、というマークなんです。


この楽譜ですと
A⇨B⇨C⇨D⇨B⇨C⇨E⇨F⇨G⇨H
となりますね!

 
 
基本、クラシックでは

また

は1曲の中に1組まで、という暗黙のルールがあります。

それ以上繰り返したければ、リピートマークを使ったり、もう1度同じ内容の音符を書いて違う小節として進めていきます。

ですが、ポップスでは歌詞の1番、2番…という発想がありますし、
サビ繰り返し、落ちサビ、ラストサビ…など、クラシックとは違う独特のリピート文化があります。
これを全部書いたら大変な長い楽譜に…!

ポップスでは、ドラムのようにあんまり曲の途中で楽譜をめくりたくない楽器がたくさん!
それにオーケストラのように、同じ楽譜を2人で見て片方の人がめくる、なんて仕組みもないので、できる限りめくりの少ない楽譜を作るのが暗黙のルールです。

ですので、
 

 
 
 

 
のように、数字を付けて表すこともあります。


この楽譜ですと、
A⇨B⇨C⇨D⇨E⇨B⇨C⇨F⇨G⇨C⇨D⇨H⇨I⇨J⇨K
と、このようになります。

こんなに短い小節にこんなに詰め込むことは普通しませんが、例としてあげてみました(^◇^;)笑
実際の楽譜なら、こんな頻繁に戻るくらいなら反復記号は使わず、ちゃんと小節開いて書くので安心してくださいね!笑

そして一見めっちゃ複雑なようですが、同じ数字を辿るので、記号自体を1回覚えてしまえばとても楽ちんですよ!

 

ダル・セーニョやダ・カーポをした時にリピートがあったら…??

本来クラシックでは、基本ダル・セーニョやダ・カーポの後は、リピートマークは完全に無視します!
かっこがあるならば、1番数の大きい最後のかっこに飛ぶんです。

…ですが、なんと…!
ポップスではリピートマーク、生かすことがあるんですよ…∑(゚Д゚)
揃えておくれ…と心底思いますが、楽譜の質、音楽の進み方が違うから仕方ないんですよね( ; ; )

そのため、戻ったところの

マークや、


の場合曲の頭に
・リピートする場合は(D.S. time with repeat)
・リピートしない場合は(D.C. time straight)

等と書いてわかりやすくしてあることがあります!
覚えておくとこちらもめっちゃ便利⭐︎

さて、たくさん紹介しましたが、頭を整理するために、ここで練習問題です!

いかがでしたか??

こんな複雑に書くことはそんなにないけれど、むしろこれが正解できれば、もう反復記号は完璧!!笑
楽譜を読むのも書くのも格段に楽ちんになりますよー!

 

まとめ

小倉講師
今回のブログをまとめると、

1. 反復記号、それは同じ場所を繰り返すための記号の総称です!
2. リピートマークは、
の間を繰り返すための記号。かっこも上手に使いましょう!
3. ダ・カーポは、
マークから曲の頭に飛ぶマーク!
そのまま曲の途中で音楽が終わる場合
マークを付けます。
4. ダル・セーニョは
から
マークへ飛ぶマーク!
5. コーダマークは
から
に飛ぶマーク!
6. ポップスの場合ダル・セーニョやコーダマークに数字を付けて複数使用することもありますよー★

の6点!

たくさんあるようで、実はとてもシンプルな反復記号!
リピート、ダ・カーポ、ダル・セーニョ、コーダの4つさえ覚えれば基本全然問題ないので、楽譜を見てこれらのマークを見つけたら、どう戻るかクイズのように楽しんでみてくださいな(^ ^)

それでは次回のブログでお会いしましょう!ABCミュージックスクールピアノ科講師の小倉里恵がお送りしました。

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