音符と休符の種類と長さってなに?特徴を覚えてピアノの練習に備えよう!2

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ピアノの基本を覚えようシリーズ第二弾!

梶田講師
こんにちは!ABCミュージックスクールピアノ教室科講師の梶田です。
何となくは知っているけれど…
という方の多い「音符」と「休符」についてお話ししていきたいと思います!
音符や休符にはいくつか種類がありますが、その名前や長さなど、何となく決まっている訳ではないのです。
今回は音符や休符の理解を深めてみましょう!

音符について

4分音符や8分音符など、音符の名前には数字がついていますよね。

2分音符は2拍だから2分音符って分かるけど、

4分音符は1拍なのになんで1分音符じゃないんだ!

と疑問を持つ生徒も少なくありません。

さらに、

2分音符=遅い

16分音符=速い

というわけでもなく、
この数字にはちゃんと意味があるのです!

音符の名前は全音符を基本として、その2分割を2分音符、4分割を4分音符…と決まっています。

確かに、

数字が大きくなる=速い
数字が小さくなる=遅い

ではあるのですが、テンポが遅い場合と速い場合では、その音符を演奏する速さが異なります。

こちらの楽譜の2つの音源を聞き比べてみましょう。

音源1 :♩=50

 

音源2 :♩=120

 

聞き比べていかがでしょうか?
後半の16分音符ですが、音源1の方がゆっくりで音源2の方が速いですよね。弾くと決めたテンポによって全ての音符の速さが変わるのです。

一つの曲を演奏する時、特に曲の途中で指定が無ければ、最初から最後まで一定のテンポで演奏しなくてはいけません。ですので、曲を弾くときにはテンポ設定もとても大事です。
難しい箇所が弾けるテンポに設定して他の箇所も弾くといいと思いますよ!

休符について

休符も記号によって長さが違います。
何となく覚えている方もいらっしゃると思いますが、今一度確認してみましょう。

楽譜の中に書いてあれば何となく分かってしまいますが、改めて見ると分かりづらい休符もありますよね。特に全音符と2分音符は判別しにくいですよね。

「休符」と書いてあると、お休みと感じフッと気を抜いてしまう方も多いと思います。ですが休符を演奏する時は「お休み」と考えるのではなく、「間」と感じて弾くといいのではないでしょうか。
「お休み」と思って気を抜いてしまうと、次の流れに置いて行かれてしまうことがあります。

例えばショパン作曲のマズルカ Op.7-1 (ご興味がありましたらコチラからご確認ください) などの様に
8分休符や16分休符なんて短い休符が出てくる時や、長いスラーの途中で休符が出てくる時もありますよ。

特にフレーズの途中で出てくる休符は休符にするのを忘れがちですが、そこの「間」が大事でカッコいい!なんてこともあるのです!
休符も気を抜かず、音の出ない音符として演奏してみましょう!!

付点音符について

この様に音符に点が付いているものを付点音符と呼びます。休符についている場合は「付点休符」です。もちろん長さはそれぞれの音符と同じです。

こちらは4分音符に点が付いていますので、「付点4分音符」です。よく付点4分音符は「1拍と半分」と覚えている方が多いですが、点が付くとどの様な長さになるか確認してみましょう!

点が付くと、

「点が付いていない音符」+「点が付いていない音符の半分の長さ音符」という長さになります。

「付点4分音符」であれば、「4分音符」+「8分音符」です。

よく出てくる下の2つの付点音符も確認しておきましょう。

「付点2分音符」は「2分音符」+「4分音符」

「付点8分音符」は「8分音符」+「16分音符」

です。

おまけで更にもう一つご紹介!

点が2つ付いた「複付点音符」なんていうのもあります。

「複付点音符」は、

「点が付いていない音符」+「点が付いていない音符の半分の長さ音符」+「点が付いていない音符の半分の長さ音符のさらに半分の長さの音符」

となります。

なかなか出てはきませんが、覚えておくといいと思いますよ!

まとめ

梶田講師
今回は音符と休符の種類や長さについて今回は説明しましたが、何となく理解されていたところを深められましたでしょうか?
改めて楽譜を確認してみると新しく気づく所もあるかもしれませんよ!是非楽譜に向かってみてくださいね!

それではまた次回お会いしましょう!

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