全3回!「スラップに挑戦してみよう!」シリーズ(2/3)〜プリング編〜

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ベースでスラップに挑戦してみよう!第2回~プリング~

佐々木恵太郎
みなさんこんにちは!ABCミュージックスクール、ベース科講師の佐々木恵太郎です!
スラップに挑戦してみようのシリーズ、第2回はプリングについてです!(デザートのプリンじゃないですよ!)

プリングとは?

プリング(プル)とは右手の人差し指で弦を引っ張り「バチン!」という音を出す事で、サムピングがドラムで言うところのバスドラムであったことに対し、プリングはスネアドラムに位置付けられます。

プリングのフォーム

まず人差し指以外の指を軽く握った状態で、人差し指を弦とボディの間に軽く潜り込ませます。
人差し指を軽く曲げた状態で弾きたい弦に指を引っ掛け、ボディに対して垂直に引っ張ります。この時、指だけで引っ張るよりも、肘から先の腕全体を使って引っ張るようにすると良いでしょう。

下向きの場合は、人差し指以外の指は軽く曲げる程度で、引っ張る時に手首の回転の動きも意識しながら弾くと良いでしょう。

最初の人差し指の入れ込み具合が安定しないと、スラップした時にリズムが安定しない原因の一つにもなるので、手を下ろした瞬間に折り曲げた右手の小指と薬指の第二関節をボディに当てるような形で手全体を支え、人差し指の入れる角度を安定させると余計な引っかかりが生まれにくくなります。
下向きの場合は小指と薬指の先端で支える形になります。

〜スラップ奏法におけるピックガード〜
ピックガードが付いているベースは弦とボディの間の隙間がそのぶん狭くなっているので、余計に指が入りすぎず、スムーズにプリングが出来たりするので、もしピックガードが付いてないベースをお持ちで、違和感を感じる方は試してみる価値あり!

スラップのプリング練習コーナー

早速ですが、論より実践!(笑)プリングに挑戦してみましょう!

プリングの基礎エクササイズ

EX-1

実際にクリックに合わせて弾いてみると、最初のうちはリズムにうまくハマらず、安定しないかもしれません。
上に記述した小指薬指で角度を安定させる方法や、上向きの場合若干斜め下から入れ込み斜め下に弾くようなイメージでプリングをすると無駄な力が入らずスムーズかと思います。
力任せにプリングすると、すぐに指に水ぶくれができてしまうので注意です!(痛いよ!)

プリングの感覚はつかめましたか?それでは次に、前回練習したサムピングも合わせた実践的なフレーズに挑戦してみましょう!

サムピング&プリングエクササイズ

EX-2

シンプルなオクターブスラップのフレーズです。
コツは、サムピングで親指を振り下ろしたのと同時に人差し指が弦の下に潜り込んでいること。次のプリングにスムーズにつながることができます。オクターブでのスラップは本当に大事な基礎なので、ちょっと難しいかもしれませんが、ちゃんと体に馴染むまで練習しましょう!

まとめ

今回はプリングについて基礎の基礎から紹介しました。前回ご紹介したサムピングと今回のプリングだけでひとまず基本的なスラップはできるのですが、さらにミュート音を加えることにより、リズム的な色付けができます。
次回はそのミュートに焦点を当てていきましょう!それではまた次回!


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    幼少の頃より親の影響でギター、マンドリン、バイオリン、エレクトーンなどの楽器を経験し、13歳でエレキベースを始める。 2010年、ESPミュージカルアカデミーに入学。卒業後は様々なバンド、アーティストのサポートなどの活動を行う。 2013年、資生堂とベーシストkenkenのタイアップコンテストであるUNO×KenKenグルーヴコンテストにて最優秀賞を受賞。 同年に行われたMI JAPAN主催の第一回BIT MASTERSでは初代総合グランプリを獲得。 現在、サポートベーシストとしてシンガー、バンド、アイドル、劇団などのレコーディング、ライブなど多方面で活動中。