ピアノの楽譜を読もう!1 ~音符の読み方

小倉講師
はじめまして。
ピアノ講師、お酒大好き九州出身の小倉里恵です!
コードも読めないクラシック漬けの国立音大生が、いきなりポップス現場に放り込まれ、ようやくアドリブができるようになるまでに 夜な夜な枕を濡らして乗り越えてきた苦労を、今こそ誰かにちゃんと伝えたい!

…と言うことで、楽しいレッスン、憧れを一緒に形にするレッスンをモットーに 苦労して手に入れた色々な知識を、少しでも楽にわかりやすく習得していただけるように、楽しくお伝えしていけたらと思ってます。

目次

ピアノの楽譜を読もう! 第一弾 音符の読み方

楽譜って、皆さんどんなイメージがありますか?難しい?堅苦しい?
ピアノを弾くのに、まず楽譜が読める、というのは1番最初のハードルかもしれません。 楽譜が嫌いで、子供の頃ピアノを辞めちゃう人、とっても多いんですよね。

でもね、楽譜ってすっごくすっごくグローバルにコミュニケーションが取れる 最っ高のツールなんですよ!!楽譜は世界中の人と全く同じ音やテンポ、リズムを読み取って、言葉は交わさずとも同じ音楽を奏でることができる!!古代ギリシャから楽譜の原型とされるものは存在して、中世以降の楽譜は今とほとんど変わらないんですって!! 中世以降の人とはコミニュケーション取れちゃうだなんて、めっちゃくちゃおグローバルだと思いませんか?!

そして、簡単なルールさえわかれば楽譜を読むのは実はとってもシンプルで、単純明快なんですよ。ですのでまずは基本中の基本、楽譜の読み方、その中でも音符の読み方から一緒に紐解いていきましょうー!

音符の読み方

楽譜の中で、まず最初に覚えていきたいのはズバリ!この「音符」ですね! この五本線のことを五線、と言います。

五線譜

そしてその五線の下に書かれた


この音符はきっと、どこかで見たことありますよね?この音を「ド」と読みます。 譜面をみてみましょう!

慣れるまでは、このようにドの音を探して数えながら読む、を基本にしましょう!そして、皆さんきっと無意識にも唱えられちゃうこの、「ドレミファソラシド」の並びを「スケール」と呼びます!余談ですがこれってなんと!イタリア語なんです!!音符って、書き方は共通でもお国によって、読み方が変わるんですね。

音名付きスケール

♪英語読みは、後にコードでまた出てきますし、めっちゃクラシック畑の人と話すときはドイツ語読みでバンバン会話をするんですよ!

余談ですが、某泣ける夏の映画の代名詞、『火●るの●』で、お兄ちゃんが妹に、足踏みオルガン弾きながら
『ホニハーニーホーイート、ホホホーニハニー』と歌って西ノ宮のおばちゃんにめっちゃ怒られるシーン、 あれをそのままドレミに当てはめると、 『ミレドーレーミーラーソ、ミミミーレドレー』となり、『こいのぼり』の冒頭を歌っているんだとわかります。
あぁ泣ける…!!!! (『●垂●の墓』について語ると、ワタクシめっちゃ早口になり止まらないので割愛します…)

ト音記号

さて、ここまできて皆さんどうですか?? あー!もうわけわかんない、ドレミファソラシド、がわかればいいじゃないか!と思う方もいらっしゃるかな…? でも、ここで敢えてハニホヘトイロハのお話をしたのには、大切な理由があります。

音符の左側、クルクルくねっとしたこの記号をト音記号と言います。


ト音記号のト、これこそがハニホヘトイロハのト、いわゆる『ソ』の音を表した記号、なのです。 じゃあ何が『ソ』の音なのか・・・?

それは、このト音記号の描きはじめ、

この高さに書かれた音が『ソ』を表すぞ!いうことなんです。最初のドレミファソラシド、の図でもう一度見比べて見ましょう。


ほら!この音がソ、でしょ?なので、このト音記号がある時は、ソから数えて、下にソファミレド、 この音をドと読みますよ!ということになるんですね。

ヘ音記号

さて、ト音記号は知ってる!でも、もう一個あるじゃん!あれでピアノ嫌いになったんだ、という生徒さんが実はとっても多いです。それがこちら!

ヘ音記号

ピアノの楽譜だと、主に左手の方に書いてあるこの記号、途中でト音記号とごっちゃになってしまう人が、とにかく多いんです。なので、ここでは基本に立ち戻って、ヘ音記号の数え方も確認してみましょう。

ト音記号の考え方と同じ、ヘ音記号の『へ』も ハニホヘトイロハの『へ』、すなわち『ファ』の音はここだよ!記号、ということになります。

さて、どれが『ファ』の音なのか。これもト音記号と同じ、書き始めのこの音!

ここがファ、というわけです。

そこから数えて、ファソラシド・・・

すると!この土星のような形をした、ト音記号でド、と言っていたこの音符と同じ形をしたものが、五線の上にやってきますね!

これが同じ高さのド、真ん中のド、おへそのド、と言われるドの音となります。

このおへそのドは、だいたいピアノのロゴのど真ん中にやってくるので、目安として覚えやすいですよ!

最初はまず、このドの場所と読み方確実に覚え、とにかくひたすらそこから数える、 そして慣れてきたら、今度はドみたいな数え始めの音符を少しずつ増やして行くんです。

ト音記号ならば五線の真ん中の音は『シ』

ヘ音記号ならば五線の真ん中の音はは『レ』

だな、という具合に。そして、その数え始めの音をどんどん増やして、パッと見てさっと音符が言えるようになったらこっちのもんです!

最初は真ん中の『ド』の音とこの五線の中の音符を、サッと読む練習を!

そして慣れてきたら、五線の上と下、二本線くらいまで覚えちゃいましょう!

これ以上は大丈夫!! 楽譜ならば3歳から読み続けている私でも、未だにしっかり数えますもの!笑

まとめ

小倉講師
今回はまず、基本の中の基本、 音符の読み方についてお話しました。次回は、音符の長さと拍子について、更新していきたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!

コメントを残す