大きな声が出せなくてもお家で出来る練習法!

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大きな声が出せなくてもお家で出来る練習法について解説します!

荘司講師
こんにちは!ABCミュージックスクールボーカル科講師の荘司です。

緊急事態宣言中はカラオケやスタジオも使えなくて、皆さん、歌を練習する場所に悩んだのではないでしょうか?
なかなか日本の住宅事情では大きな声は出せないですよね。防音室を作るにしてもかなりのお金がかかってしいますし、皆さん練習場所について悩んだのではないでしょうか?

そこで、今回は大きな声が出せなくてもお家で出来る練習法をご紹介したいと思います!

今はスタジオやカラオケも使用することが出来ると思いますが、お家でも練習することが出来たらコストも削減出来るし、わざわざ出向く必要もなくラッキーですよね。
そしてお家でも練習出来たら、練習時間もかなり増えるのではないのでしょうか。お家でもたくさん練習して、皆で上手くなりましょう!

 

ハミングで歌う為のお腹を鍛えよう!

歌に必要なのはなんといってもお腹!兎に角、お腹です!

歌を上手に歌うためには、まず腹式呼吸で歌うことが大切です。
腹式呼吸で歌えるようになると喉に無駄な負荷がかからなくなるので、喉を傷めることが少なくなります。また、声量を上げるためにもお腹は大切ですし、高音や低音を安定して出すためにもお腹に力を入れておくことが必要です。

しかし、歌う際に使うお腹の筋肉は普段なかなか使わない箇所です。いきなり歌うぞ!お腹に力を入れるぞ!と、自分のお腹に命令してもなかなか思うように動いてくれません。
その為、日ごろから歌に使う為のお腹を鍛えておく必要があるんですね。

さて、皆さんハミングはご存知でしょうか?唇を閉じて「んー」と声を出すやつです。このハミングやってみるとわかるのですが、「あー」と声を出すよりもボリュームが出ません。
なので、お家で練習する際や大きな声が出せない時にも使えるんです。さらに、このハミング、お腹を鍛えるのにとても効果的なんです!

まず、片足を90度まで上げて、もう片方の足で立ちます。
こうしておくことで、肩に力が入れづらくなるので腹式呼吸をしやすくなります。

この状態でハミングしてみましょう。
またこのハミングをする際には、口の中の空間を大きく保っておきたいです。「あ」や「お」の口のまま唇だけ閉じるイメージです。こうすることで詰まった音にならなくなります。

さてやってみましょう!
どうでしょうか、かなりお腹に力が入るのがわかるのではないでしょうか。

最初は短く発声して、徐々に長く発声していきましょう。
更に慣れてきたら、ドレミファソラシドなど簡単な音階でいいので音階で歌ってみましょう。
だんだんお腹がキツくなってくると思いますが、お腹が鍛えられている証拠です。頑張って続けましょう!
この足上げでハミングを毎日10分でもやっていくことで、お腹はかなり鍛えられてきます。

ハミングで発声するということはやってみるとわかると思いますが、「あー」や「おー」よりもかなりお腹を使います。
その為、歌で使う為のお腹を鍛えるのに効果的なんです。さらに、ボリュームもそんなに出ないので家でも行うことが可能です。
これはやらない手はありません!是非、毎日の練習メニューに取り入れて欲しいです!

 

ハミングで音程をしっかりとれるようになろう!

歌上手いね、と言われる為にはどうしても音程を正しく歌う必要があります。どんなにいい声で歌えても、音程がとれていなかったらなかなか聞くに堪えないですよね。

さて、曲を歌う際に皆さん、どれだけその音程を理解しているでしょうか?いやいや!わかっているよ!って、皆さん思うかもしれませんが、どこまで正確に理解できていますか?
全ての音程を本当にきちんと理解しているでしょうか?そして、その音程を正しくとれているでしょうか?

ほとんどの曲には歌詞があります。この歌詞があるということで、意外と音程というものは誤魔化せてしまうんです。
実際はとれていなかったり正しい音程を理解していないのに、歌詞があるとなんとなく歌えてるような気になってしまうんですね。(筆者もかなり経験があります…)

そこで、必要になってくるのが!そうです!またもやハミングです!
先ほど説明したように口の中を広く保ちながら、お腹に意識を向けつつ、練習している曲をハミングで歌ってみましょう!

どうでしょう、曖昧になってるところあるんじゃないですか?とれていない音ありませんか?
このハミングで歌えていない箇所は、歌詞で歌っている際にも実は曖昧になってしまっている箇所です。恐ろしいですね。

音楽というものは流れていくものです。その為、一曲を通して自分がどこがちゃんと音程をとれていないのかを理解することはなかなか難しいことです。しかし、歌だけではなく何かを上達するためには、まず自分がどこが出来ていないかを把握する必要があります。

なので、まずはハミングで自分が音程をとれていない箇所をきちんと理解しましょう。そして理解したら、ハミングでその箇所をきちんと歌えるようになりましょう。もちろんお腹への意識は忘れずに!

このハミングで一曲通して歌うという練習をしておくと、歌詞をいれて歌った際に音程が安定したことに気づくはずです。
是非、やってみてくださいね!

 

歌詞を読んでリズム感アップ!

先ほど、音程曖昧になっていませんかというお話をしましたが、リズムは皆さんどうでしょうか。
このリズムも皆さん、意外と曖昧になりがちです。音程以上に曖昧にしてしまいがちだったりします。(筆者調べ)
何拍めにどの言葉が来るのか、何拍休むのか、等、皆さんちゃんと理解していますか?なんとなくで歌っちゃってませんか?

まずは、自分が今練習している曲で手拍子をしてみましょう。
この際にちゃんと曲に合わせて手拍子を均一に打つことを心がけます。
それが出来るようになったら、手拍子しながら歌詞を読んでみましょう。音程はつけなくていいので、念仏のように歌詞を声に出して読んでみます。

これを行うことで、先ほど言った何拍めにどの言葉が来るのかといったことを理解することが出来ます。また、わからなくなってしまったところは把握出来ていないところですので、もう一度原曲を聴いてみましょう。

この曲速くてついていけないんだよね、リズム難しいんだよねといった悩みを持っている場合もこの練習法は効果的です。
まずは歌詞をリズムに合わせて読む練習をしておくと、やりやすくなっていくと思います。

この手拍子念仏法だったら、お家でやっても近隣からの苦情は来ないはずです。もし手拍子がうるさいようだったら、机を指で叩くなどの方法でも効果は変わりませんにでやってみてください。

 

まとめ

荘司講師
今回のブログで取り上げたお家でも出来る練習法をまとめると、

1. 片足上げハミングを日常的に行うことで、歌う為に必要なお腹を鍛える
 
2. ハミングで曲を歌うことで、音程を正しく理解し、その音程を正しくとれるようになる
 
3. 手拍子をしながら歌詞を読むことで、リズムを正しく理解し、歌えるようになる

といったこととなります。是非やってみてくださいね。
練習の参考になったら幸いです!

それでは次回のブログでお会いしましょう。ABCミュージックスクールボーカル科講師の荘司がお送りしました。
また次回お会いしましょう!


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