ボーカル上達のために腹式呼吸で歌うべき3つの理由

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腹式呼吸で歌うべき3つの理由

こんにちは!ABCミュージックスクールボーカル科の津島です!

皆さんは腹式呼吸を聞いたことがありますか?ボイストレーニングではもちろん、健康法やダイエットとしてもテレビやネットで取り上げられる、身に付けるととても役に立つ身近な呼吸法なんです!今回はボーカルの為の「腹式呼吸で歌うべき3つの理由」についてご紹介したいと思います!

腹式呼吸とは

そもそも腹式呼吸というのは、横隔膜の上下運動 です。その為、腹式呼吸をしっかり運動出来ていると腹筋も締まりやすく、深く呼吸が出来ます。その事からも健康法やダイエットで用いられるのにも非常に頷けます!

見た目に表れるほど腹筋がきれいに締まっている状態になるには相応の練習や繰り返しが必要ではあります。でも大丈夫!練習が苦手という方も毎日必ず腹式呼吸をしている瞬間があります。

それは睡眠です。寝ている時というのは、胸郭の動きが制限されリラックスし、メインは腹式呼吸になります。そして走ったり緊張している時は胸式呼吸になります。その場、その場で人間の身体では適した使い分けが行われているのです。

それでは、なぜ歌を腹式呼吸で歌うべきなのでしょうか?効果と共にお伝えしていきます!

①【効果 】声や音程が安定する

〜ポイント〜インナーマッスルの支え!

腹式呼吸は鍛えていくと、インナーマッスル(内側の筋肉)が付いてきます。そのことにより、身体の中を支えて声を出すことが出来るようになります。

この「支え」が声を出す時に最も大切な第一歩となります。

例えば、横隔膜を床と想像してみましょう!揺れている場所に立ってジャンプするのと静止している床でジャンプするのでは、身体の重心も、力の入り方が違います。
当然、揺れている床ではバランスをとろうと身体の様々な部分に力が入り継続してジャンプするのは難しいでしょう。

対して静止している床でジャンプするのは簡単ですね。重心も取りやすく、脚のバネを使い高くジャンプすることも可能でしょう。声も同じイメージです!支えている状態から声を出せば、自然と安定感のある声が出てきます。

こんな方へオススメ

・声が震えやすい
・狙った音程と違う声が出る

②【効果】声のボリュームが上がる

〜ポイント〜息を吐く量を増やす!

歌に抑揚がない、一本調子に歌ってしまうのですが…とお悩みを伺うことがあります。
確かに1曲が4〜5分だとするとフルパワーで歌い続けるのは想像しただけで大変です。
そんな時は息の量をコントロールする必要があります。まずはコントロール出来るだけの息の量を増やしましょう!

人間の身体なので、日により腹式呼吸が深くしやすい時とそうでない時はあります。
その為一定に呼吸が整う練習をすると効果が分かりやすいのです!
時計の秒針やメトロノームを使うと良いでしょう。単純に1秒でも長く息を吐ければその分、息の量が増え、ボリュームアップに繋がります。

しっかりとボリュームが上がれば、声に強弱や抑揚を付けたり曲の中でコントロールすることへ繋がります。

こんな方へオススメ

・声のボリュームが小さい
・会話を聞き返されることが多い
・抑揚や強弱を出したい

③【効果】長時間歌える

〜ポイント〜日常生活で応用する!

腹式呼吸は長時間の会話や何曲も続けて歌うことにも向いています。
日々続けていくと、確実にインナーマッスルや声を出す時の支えが発達し、声を発することがプロレベルになっていきます!

例えば歌手、俳優、声優、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を生業とする方達がいますが、彼らは初めから長時間のコンサートや長いセリフを言えたか、というとそうではないと思います。実際には声を出す為のトレーニングを意識されているでしょう。

ここで大事なのは目標にあった最適な練習をすること。
そしてその助けになるのは、皆さんが日常の中で腹式呼吸をしているという事実です!

大事な事ですので繰り返しますが、皆さんは毎日必ず腹式呼吸をして睡眠をしています。そのことを意識し日常会話の中で高めていけば、誰にでも歌に応用出来る呼吸法を身に付けることが出来るようになります。

大切なのは、個人の目標に合わせて日常生活の中で腹式呼吸を応用していくことだと考えます。普段の生活に組み込んでしまえば、歌う時にも自然に使うことが可能になります。

時間をかけて身体が覚えたことは何よりの自信になり、長時間歌うことや話す場面でも役立つでしょう!

◆こんな方へオススメ

・長時間歌う、話すなどが苦手
・継続した練習が苦手

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は腹式呼吸で歌うべき3つの理由をお伝えしました!

本来、呼吸は〝腹式呼吸をするぞ!〟と思ってすることではないはずです。基礎として一度身に付けば自然と身体が適した使い分けをしてくれます。腹式呼吸は安定感のある声や音程、歌声のボリュームや強弱、そして長時間声を出す場面でもきっと役立つことでしょう!

ぜひ、マスターして思い切り歌って頂きたいと思います!

次回は「リップロールとは?特徴と歌で役立つ3つの要素」をご紹介したいと思います。
ABCミュージックスクールボーカル科の津島がお送りしました!


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