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ボイストレーニング 発音編
こんにちは!ABCミュージックスクールボーカル科の津島です!
先日「伝わるコミュニケーション」マインド編をご紹介しました。ボーカルは身体が楽器の為、マインドが最も表れやすいと言えるでしょう。今回は「声の発音編」で、ボイストレーニングの一例をご紹介します!
✔声が小さ過ぎて聞こえないと言われる
✔ここ一番の時、口が回らない
✔緊張すると声が震えてしまう
✔声に抑揚がないと言われる
会話や歌う上でお悩みを感じた方は是非、取り組んでみてください。それではやってみましょう!
息をコントロールするボイストレーニング
「息=声」と言える程、ボイストレーニングにおいて息をコントロールすることは大切です。
声が震える時=息が揺れている時
声がまっすぐ出る時=息がまっすぐ出ている時
このように、「声と息」はとても密接な関係性となります。
まずLESSON1では、声をまっすぐ出すための息のトレーニング方法をレクチャーしていきます。
息のトレーニングでは、息を安定させる事に狙いがあります。息は安定する程、自分の思い描く声が出しやすくなり、ボイスコントロールがしやすくなります。小さい声で話す、大きな声で歌うなど、様々なシチュエーションに即座に対応できるようになります。
鏡の前で一緒にやってみましょう!
Lesson①
✔姿勢を正し、鏡の前に真っ直ぐ立つ。
✔片腕を水平に前へ出し、人差し指を立て爪のみに意識を集中。腕はしっかり伸びた状態。
✔爪を的にし、大きく息を吐き出す。目はまっすぐ前を見て、視点をずらさないように注意。
✔これを繰り返す。
いかがでしょうか、息の揺れ、小さかったり、短かったなど様々な方がいると思います。
・息を吐く時に肩や胸が動いていない
・出た息の量が一定である
・これらが10秒キープできる
この基準に向かって繰り返し練習していきましょう!健康な成人には誰でも出来るようになる難易度で、トレーニング次第では小学生でも可能です。
10秒に満たない方
まず、5秒の安定を目指し、少しずつ秒数を伸ばしていきましょう。
まずは1日10分、1週間続けましょう。きっと努力に応じて肺活量が上がってくるでしょう。
10秒をクリアした方
肺活量がしっかりあります。更に秒数を伸ばし20秒を目指しましょう!
繰り返しトレーニングする事で「息は成長」します。そしてこの成長が、あなたの声色を変え、より魅力的なトーンに変化させていくのです。
母音を意識した発音をボイストレーニング
Lesson②では声を出し練習し、会話や歌に応用していいきましょう!声を鍛えていくためにもっとも基礎として大切なのは、発音の柱となる母音を鍛える事。※母音=「アイウエオ」
ここでの狙いは口腔内の筋力アップを通じて、発音力を上げること。表情筋もつきますので美しい表情作りにも貢献します。引き続き鏡の前に立ち、実践してみましょう!
Lesson②
✔︎まずは口の形を変えずに「アイウエオ」と発声してください。
「音」として意識した時に発音が、明瞭な音ではないと感じられると思います。
✔︎次に母音通りの開き、明確に発声してみましょう。
「ア」は口を縦に、舌は下顎にくっついてOK。
「イ」は横に、唇の端は横へ広がります。
「ウ」は顔の中心に、唇は前に押し出します。
「エ」は縦に、舌は引きましょう。
「オ」は顔の中心に、唇はウより下になります。
✔︎ゆっくりと明確に。形が定着するまでエクササイズ!
1文字につき2秒間は口のフォーム・口腔内をキープできている
この基準に向かって繰り返し発声練習をしていきましょう!
素早く行うと発声・筋力ともに成果が出にくくなりますので、「1文字の発声につき2秒間は口のフォームをキープ」させるように心がけて練習していきましょう。
口腔内を鍛えるメリット
口腔内を鍛える事により滑舌が良くなり、表情筋に関わる口輪筋や頬筋を鍛えることにより、まさに発音に「表情」が出ます。
同じ歌を違う方が歌うだけで、まるで違う曲になったかのように聴こえたり、「ありがとう」と一言発するだけでも、心がこもって伝わる挨拶は相手に暖かい印象を与えます。
発音を鍛えれば鍛えるほど、自分に与えられた唯一の声を美しく発音、相手に届ける事が出来るのです。今回のトレーニングを是非生活の中に取り入れて頂けたら幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、文字での説明になりましたが私のLessonで大切にしている一例をご紹介しました。
ボーカルは身体が楽器の為、マインドが最も表れやすいと言えます。
人前での発表など、プレッシャーがある環境に立つ機会がある現代でこそ、こういったトレーニングを取り入れることで、「自信」と「根拠」に根ざした発音ができるようになります。
毎日コツコツとボイストレーニングを行うこと、その努力はあなたを裏切りません。是非、楽しく取り組んでいってくださいね。レッスンでは対面式でレクチャーを行なっていますので、より詳細に解説することも可能です。いつでも気軽にご連絡ください。
次回は、「腹式呼吸ってなに?」についてご紹介したいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!ABCボーカル教室の津島がお送りしました!