レッスン12バッキングの幅を広げる!セーハとバレーコード
~ギターコース超初心者バッキング編~


Lesson12 解説

セーハとバレーコードの仕組み、コツ

POINT1
セーハとは


指一本でポジションを一気に押さえることを指します。
セーハを使用したコードをバレーコード(セーハコード)と呼びます。

セーハはバッキングのみならず、リードギターでも使用されることが多いテクニック。これから多用していきますので用語を覚えておきましょう。

POINT2
今回使用する2つのセーハコード

今回は代表的なこれら2つのコードフォーム「Fフォーム」「Bフォーム」を解説します。
それぞれ音の響きを確認して読み進めていきましょう。

POINT3
コードは形で覚えよう




ギターコードの便利なところは「ポジションをずらすだけで」別のコードになること。

形を覚えることで様々なコードを弾くことができるようになります。

コードダイアグラムや写真、動画を確認しながらポジションを暗記していきましょう。

POINT4
Fフォームの手順


1の指は、コードを押さえる際の重心。必ず最初に押さえましょう。
押さえる場所は、親指に近い側面です。

次に2の指、そして4の指、最後に3の指で押さえます。
最初は特に3.4の指が思うように動かないと思いますが、同じ動作を繰り返していくうちに少しずつ指が言うことを聞くようになっていきます。
粘り強く、適度に休みながら挑戦していきましょう。

POINT5
Bフォームの手順

同じく1の指の左側側面を使って、1−5弦の2フレットを押弦します。Fポジションとは押さえるポジションが変わりますので注意しましょう。

次に4の指、そして3の指、最後に2の指で押さえます。

POINT6
親指の位置がとても重要


これがギターで挫折しやすいとされている「Fコードの攻略法」です。

親指はネックの真ん中あたりに置き、手の甲を相手に見せるように出す。

慣れるまでこの手順をしっかり確認してから練習するようにしましょう。

POINT7
指の役割を理解する

Fコードなら、「1の指で1.2.6弦の音を出している」と認識することがもっとも大切。
言い方を変えれば、3.4.5弦は別の指で押弦するので、1の指は力を抜いても大丈夫。ということになります。

Bフォームの場合は「1の指で1.5弦の音を出している」ということですね。

練習する際はこれらを踏まえてバレーコードに取り組んでいけば、弾けるようになるまでの時間が間違いなく短縮されます。
動画のように音が綺麗になることを目標として練習していきましょう。

POINT8
Fが辛ければ右にずらす

弦楽器はポジションがヘッド側に近づくほど弦の張力が強くなり、押さえるのが大変になります。

その場合は12フレットあたりのポジションまでずらして弾いてみましょう。

いかがでしょう?張力がだいぶ弱まり、弾きやすくなっていることがわかると思います。

この要領で、1フレットずつネックに向かってずらして弾けるようになるまで練習する。
これが最も負担なく、練習の成果を感じられるおすすめ練習方法です。

POINT9
適度に休みましょう

練習量はギター上達に繋がりやすい。これは確かですが、弾き始めは特に指が痛くなります。

大切なのは毎日コツコツと練習すること。

指先が痛くてこれ以上は難しい、と感じたら素直に休みましょう。

無理をして練習をしていくことで、姿勢が悪くなったり、指先に負担がかかりすぎたりして「悪い練習のクセ」がつくと、修正するのに倍以上の時間をかけなくてはならなくなります。

手首や関節が痛くなった場合は、直ちに練習をやめて患部を冷やすようにしましょうね。

少し刺激が強い内容ですが、「適度に休む」「楽しく弾く」「時にはのめり込む」くらいの感覚で練習に取り組んでいきましょう。

よくある質問にお答えします!
Question
01
バレーコードの種類はたくさんあるのですか?

その通りです!

バレーコードには様々なコードフォームがあり、それぞれに特徴がある音色担っています。

今回のような基本テクニックを押さえておく事で、今後レッスンする様々なフォームが習得しやすくなってきます。
基礎は大切なので、今回の要領で少しずつ覚えていきましょう。
細かな解説はマンツーマンレッスンでも解説しています。気軽にお申し込みください!


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