コードの成り立ちを理解しよう〜ルート・3rd・5th〜
~ギターコース上級バッキング編~

コードを構成する3つの音階

POINT01
Cを題材に解説

今回解説するのはコード理論の基礎です。

中でももっともわかり易い「C」を題材にして解説をしていきます。Cコードの音の響きとdiagramを確認した上で読み進めていきましょう。

POINT02
ルート音(Root)

コードの中で一番低音を担当している音を指します。
Cコードならば、ルート音はC(ド)ということになります。
コード名=ルート音だと覚えておきましょう。

POINT03
3rd(3度)

コードのキャラクターを決める役割の担当が3rdです。

3rdにはM3(メジャーサード)とm3(マイナーサード)の2種類があります。

CコードならばM3はE(ミ)。m3はEb(ミのフラット)となります。

音の距離的には、M3の音を半音下げたものがm3となります。
3rdの音が半音ずれているだけで、コードの響きが大きく違うことが感じられます。

実際の音・ダイアグラムで確認してみましょう。

POINT04
5th(完全5度)

コードの中で、ボトムの役割をしているのが5thです。5thが加わることで、コードの響きに重み、ボトムが加わり、ずっしりとした響きになるのが特徴です。

POINT05
パワーコード=ルート+5度

5thを使ったコードでもっともわかりやすいのが、これまでのレッスンでも登場したパワーコードです。

パワーコードは「ルート+5th」で弾いており、5thの役割を感じるのに最適なコードとも言えます。

POINT06
まとめ〜コードの成り立ち〜

ルート音の上に、3rd、5thといったコードの印象を決める音階が重なってコードは成り立っています。

POINT07
ポジションを把握しよう

今回解説したRoot、3rd、5thの12フレットまでの早見表です。

「Root、3rd、5thの3つを押さえればCコードが成立する」ということをふまると、今回解説しているCフォーム以外にも、様々なポジションで押さえる事ができるということになります。

表を見ながら様々なCコードに挑戦してみましょう。

よくある質問にお答えします!
Question 01
ルート・3rd・5th以外にコードの響きを決める役割の音はありますか?
よく使用されている音階だと、7th、9thが挙げられますね。これまでのレッスンの中で比較的使用されているコードたちです。解説は今後のレッスンで行っていきますので、各レッスンを参照の上、響きやポジションを確認してみてくださいね。

▼7thが使用されているレッスン lesson21

▼9thが使用されているレッスン lesson23

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