7つのスケールポジションでリードギターの幅を広げよう!
~ギターコース上級リード編~

Cメジャースケールを基礎としたスケール解説

〜〜はじめに〜〜

今回解説しているメジャースケールは、日本の中でもあらゆる楽曲で使用されている基本ともいえるスケールです。

運指、最低限の理論を身につける事で、演奏テクニックはもちろん、コードを理解したり、アドリブをしたりする上で基礎になっていきます。是非覚えていってください。

POINT01
Cメジャースケールとは

スケール=音階の意味です。
Cメジャースケールは、皆さんが一度は聞いた事がある「ドレミファソラシド」の音の並びを意味しています。

西洋音階では「CDEFGABC」と書きます。

Cから始まるスケールなので、Cメジャースケールと名前が付けられている訳ですね。
ギターのポジションはダイアグラムを参照してください。

POINT02
Eメジャースケール

音を、Cメジャースケールと比較してみましょう。「そのまま平行移動している」ような印象を受けると思います。ここがポイントです。

POINT3
2つは「とても似ている」



2つスケールのポジションを比較した時、運指が全く同じである事が分かります。ポジション表をみながらひいていきましょう。

ドレミのCメジャースケールが、そのまま並行移動して音がそのまま高くなっていった、という印象を受けると思います。

ここで大切なのはギターの場合は「1つのスケールの型を覚える事で、複数のコードスケール(E以外にもFやGなど)を弾く事ができるようになる。という事です。

前述したパワーコードのレッスンlesson9で、「並行移動する事でコード名が変わる」という解説をしましたが、それと全く同じ説明があてはまります。

メジャースケールをより効果的に覚えるための知識

POINT01
半音と全音

半音=ギターのフレット1つ分の音の間隔を指します。
全音=ギターのフレット2つ分の音の感覚を指します。

POINT02
メジャースケールは「全全半全全全半」

CでもDでもBでも、メジャースケールと呼ばれるものは「全音と半音の順序が全く同じ」となっています。

弾き始めのフレットを5フレットにすればDメジャースケールに、2フレットにすればBメジャースケールとなり結果「1つのスケールを使用することで、複数のコードのメジャースケールを弾ける」ようになります。

POINT03
スケールの理解=上達の加速

この世に出ている音楽の大半は、メジャースケールから作られています。今回のレッスンを基礎知識として覚えておくと、今までなんとなく暗記してきたコードの押さえ方や演奏1つ1つに「なるほど、こういう意味だったのか」と感じられるようになってきます。

理論面でも、気持ちの面でもギターを楽しめるよう、少しずつ知識を深めていきましょう。

POINT04
エクササイズの前に

今回解説したCメジャースケールを基本とし、7つのスケールをエクササイズに用意しました。

1stポジション:ドレミファソラシド
2ndポジション:レミファソラシドレ
3ndポジション:ミファソラシドレミ
4thポジション:etc….

今後様々なスケールを覚えていく上で非常に大切な知識となります。複雑に感じるかもしれませんが、時間をかけてじっくり覚えていきましょう。

ポジションを覚えよう
よくある質問にお答えします!
Question 01
今回解説している7ポジションは、他に名称はありますか?
鋭いご質問!実はそれぞれにスケール名がつけられています。覚えられる方は覚えておいてください。レッスンでは場合によって両方の名称を利用する可能性もありますが、必要に応じて詳細に解説していこうと考えています。「イドフリミエロ」と覚えると記憶しやすいですよ!

留意点としては今回のレッスンで解説しているのはCメジャースケール(ドレミファソラシド)なので、その他ポジションについては全音と半音の位置がずれ込んでいるということ。そこに注意しながら覚えていきましょう。


▼ドレミファソラシド|1stポジション|全全半全全全半
イオニアンスケール

▼レミファソラシドレ|2ndポジション| 全半全全全半全
ドリアンスケール

▼ミファソラシドレミ|3rdポジション|半全全全半全全
フリジアンスケール

▼ファソラシドレミファ|4thポジション|全全全半全全半
リディアンスケール

▼ソラシドレミファソ|5thポジション|全全半全全半全
ミクソリディアンスケール

▼ラシドレミファソラ|6thポジション|全半全全半全全
エオリアンスケール

▼シドレミファソラシ|7thポジション| 半全全半全全全
ロクリアンスケール

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