ドラムの打ち込み(前編)- ドラムの各部名称と使い方 –
~DTMコース超初心者編~
打ち込む前にドラムを知ろう!
Point 1 ドラムの基本を学ぼう – 3点セット –
ドラムを打ち込むためには、ドラムセットでどんな音を出せるか、各楽器の役割を知ることが重要です。
ドラムセットは複数の打楽器の組み合わせて成り立っています。まずはドラムセットの基本中の基本「3点セット」から説明します。
こちらが、ドラムの「3点セット」と呼ばれるものです。
[①バスドラム]
別名キックとも呼び、ドラムの低音部分を担当しています。
▼課題曲で使用している音色▼
bass drum
[②スネア]
ドラムの中域部分を担当しており、叩く位置によって様々な音色を出すことができます。
動画の中で様々な奏法を解説していますので、詳しくは動画をご覧ください。
▼課題曲で使用している音色▼
Acoustic snare(ノーマルな音)/ Electric snare(アクセントが強めの音)
[③ハイハット]
ドラムの高音部分を担当しています。
▼課題曲で使用している音色▼
Closed hihat(細かく刻む)/ Pedal hihat(足で踏んで刻む)/ Open hihat(サビなどで盛り上げる)
Point 2 ドラムの基本を学ぼう – その他の打楽器 –
三点セット以外にも、ドラムセットには様々な楽器があります。課題曲にも使用されているので、覚えておきましょう。
[④ハイタム・⑤ロータム・⑥フロアタム]
スネアよりも低く、「ハイタム」→「ロータム」→「フロアタム」とどんどん音が低くなっていきます。
主にフィルイン※で使用します。
▼課題曲で使用している音色▼
Low middle tom(ハイタム)/Low tom(ロータム)/High floor tom(フロアタム)
※フィルインとは・・・
Aメロ・Bメロ・サビの手前などで勢いをつけるために行うドラムのテクニックで使います。
別名オカズとも呼ばれています。
[⑦クラッシュシンバル]
左右に1枚ずつあり、2枚で1セット。派手で華やかな音が特徴です。
フィルインに入る時に入れたり、サビの入りなど、アクセントを効かせたいところに入れることで、曲を盛り上げます。
▼課題曲で使用している音色▼
Crash cymbal1/Crash cymbal2
[⑧ライドシンバル]
どっしりとした静かめの音のシンバルです。叩く箇所で音が変わり、細かく音が選択できます。
ハイハットが引き締まって聞こえるのに対し、ライドは広がって聞こえます。
静かなAメロでクローズドハイハット、華やかなサビでライドに切り替えるなど使い分けることができます。
また、ライドベルの位置を鳴らすとライドシンバルの根元(チップ)を叩いた音など、様々な音が使用できますので、操作して音を聞いてみてください。
▼課題曲で使用している音色▼
Ride cymbal1/Ride cymbal2
Point 3 ピアノロールをドラムセット用に設定しよう
では、今回のレッスンの完成版データをダウンロードしてください
Lesson4 完成版データ
ダウンロードが終わったら、早速ファイルを開きましょう。
緑のドラムトラックをダブルクリックし、ピアノロールを開きます。
①ピアノロール上の太鼓マークをクリックし、②その上に出てきたスパナのマークをクリック
③音名編集のウィンドウが出てきます。
左下の矢印をクリックすると「GM Drums」というプリセットが出てきます。OKをクリックしてウィンドウを閉じてください。
閉じると鍵盤の名前が打楽器の名前になっています。慣れるまではこの状態でドラムを打ち込んでいきましょう。
これで最低限の知識はOKです。Lesson4の後半ではいよいよドラムの打ち込みに入ります。
次回をお楽しみに!