最終調整!ミックスダウンで音を整えよう
~DTMコース超初心者編~


Lesson6 解説

ミックスダウンで音調整

Point 1 ミックスダウンとは?

いよいよ最終調整です。
Lesson6では、ミックスダウン(MixDown)という作業を解説していきます。

ミックスダウンとは、打ち込んだ音の音量やバランスを整える作業をいいます。
まずは、今回のレッスンで使用する基本用語を操作画面と合わせて確認していきましょう。

画面右下にある①の「ミックス」ボタンをクリックすると、ミックス画面を開きます。

[①パン]
音の鳴る位置を決めるメーター。左に寄せると左から、右に寄せると右から音が鳴る

[②ミュートボタン]
音のオンオフをすることができるボタン

[③フェーダー]
ボリュームを調整する。上に行くと音が大きく、下に行くと音が小さくなる

[④マスタートラック]
楽曲内のトラックの音全てが入っているトラックのこと。

これらの用語は色々な場面で登場するので、覚えておきましょう。

Point 2 トラックに色・名前をつける

これまで作成してきたトラックに、色と名前をつけます。
トラックを見分けやすくすることで、ミックスダウンの作業をスムーズに進めることができます。

①各トラックの下にある項目をクリックすると、色が変更できます。
②項目をダブルクリックすると、名前を変更することができます。最初は完成版ファイルを参考に変更してみましょう。

Point 3 ボリュームを調整する

ミックスダウンされていない音源と、された後の音源を聴き比べて見ましょう。

ミックスダウンされていない音源を聴くと、ボリュームにばらつきがあるのがわかると思います。
各楽器の音量を聴きやすく整えることは、とても大切な行程です。
打ち込んだ全ての楽器を1つずつ調整していきます。Lesson6の動画では、ギター、ベース、ドラムの順で調整しています。

音量のフェーダーを上下させ、ボリュームの調整を行いましょう。

重要なポイントは曲を流しながら調整するということです。しっかりと耳で確認しながら、バランスを整えていきましょう。

また、ミュートボタンを押せば、必要なトラックの音だけを出すことができます。レッスン動画を参考に挑戦してみてください。

Point 4 パン調整

「パン」とは、音の鳴る位置のこと。
それぞれの音を的確な位置に配置することで立体感のある曲に仕上げることができます。

左に寄せれば左側、右に寄せると、右側から音がなります。1トラックずつ、耳で確認しながら調整していきましょう。
それぞれの音で定番とされている位置は以下の通りです。参考にしてください。

歌・ベース・ドラム:真ん中

ギター・ピアノ・シンセサイザーなどの伴奏楽器:左右どちらかに寄せる

Point 5 マスタートラック調整

「マスタートラック」とは楽曲に使用したトラック全てがまとめられたトラックです。
今回の課題曲では、Lesson5までで打ち込んだ「ベース」「ドラム」「ギター」の3つの音がまとまったトラックを意味します

Point1で調整したボリューム値はそのままで、全体の音を調整します。
目安は、音量のゲージが赤くなってしまわないようにすること。
サビなどは、音量が大きくなりやすいので、耳と目でチェックしながら調整していきましょう。

これで楽曲は完成です!

次回のLesson7は、超初心者編最終回になります。楽曲の書き出しをして、音源を完成させましょう!

よくある質問にお答えします!
Question
01
ピークするとどうなるの?

音が割れたり、楽曲が成立しなくなります。赤く光るのですぐにわかると思います。注意しましょう。


Question
02
パンの位置ってドンドン変えていいの?

楽曲によってはボーカルを左右に振る「ダブリング」というテクニックや、ビートルズのようにドラムのパンを右に全開で振る!なんていうこともあります。

まずは定番のテクニックを身につけ、その上で様々工夫をしてみましょう!


Question
03
マスタートラックってどうやって出すの?

ソングファイルを作った時から自動で出てくるものなので、特に操作をする必要はありません。


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