初めての打ち込み(前編)- 基礎知識編 –
~DTMコース超初心者編~
小節や拍、音符を理解し、効率よく打ち込む!
Point 1 「拍」・「小節」とは
リズムにのって気持ち良く音楽を聞かせるためには、「拍」や「小節」といった音楽用語を理解するのがオススメ。少しずつ覚えながら同時に作曲も進めていきましょう。
▼ 拍とは
左の画像をご確認ください。1.2.3.4とカウントした時=1拍目、2拍目、3拍目、4拍目となります。
つまり、1カウント=「拍」。ブロック=「1小節」と、まずは覚えておきましょう。
▼ 1小節とは
右の画像にある一つのブロックが1小節です。
1.2.3.4と声に出してカウントしてみましょう。声に出してカウントしているところが、譜面のおたまじゃくしの位置です。
Point 2 DAW上で「拍」と「小節」を確認しよう
Point1で説明した「拍」と「小節」をDAW上で見るとこうなります。
拍が「1、2、3、4」に対して、小節は「1」となります。
つまり拍が4つで1小節であるということ。
基本的に「1小節=4拍」と覚えておきましょう。
Point 3 4分音符、8分音符、16分音符について
実際にどのように打ち込むのかは動画でご確認頂くとして、解説では譜面上でどのように表記するかを記載していきます。まずは画像をご確認ください。
「音符」と一言でいってもいろいろな種類があります。
4分音符 =1拍に1つの音符
8分音符 =1拍に2つの音符
16分音符=1拍に4つの音符
このように、譜面に書かれているおたまじゃくしのような記号一つ一つが「音符」だと覚えておいてください。
Point 4 音符をDAW上で見てみよう
「音符」がDAW上でどのように表示されるのか見てみましょう。
これらは作曲する上でとても役にたつ知識です。まずは形で覚えるなどして進めていきましょう。
Point 5 オモテとウラとは?
それぞれの拍の、一つ目の音符はオモテ拍(おもてはく)、2つ目の音符をウラ拍(うらはく)と呼びます。
略してオモテ、ウラなどと呼ばれることが多いです。
今後のレッスンで使っていく用語ですので覚えておきましょう。
突然ですが、ここで問題です。
Q.下の画像の矢印部分は、◯小節目の◯拍目の◯です。◯を埋めなさい。
A.3小節目1拍目のウラ
こんな感じで自分クイズを出していくと楽しく覚えていけるので、試してみてください。
DTM用語解説
DTM制作には様々な用語があります。
色々な用語がこれらの用語も理解できていると、頭の中で曲の流れを正しく思い描けることはもちろん、レッスン時に講師が言っている内容も瞬時に把握できるようになります。
これからより楽しくスピーディーに作曲していくためにも一つ一つ覚えていきましょう。
midiデータ
鉛筆ツールで描く一つ一つデータそのものを「midiデータ」と呼びます。前回のレッスンで打ち込んだドラムは「ドラムのmidiデータ」ということ。
今後のレッスンで出てくる用語ですので、覚えておきましょう。
ベロシティ
ベロシティとは「音の強さ」のこと。
数値と音の強弱がそのまま比例するようになっています。強調したい場所(アクセント)は数値を高くしたり、逆に数値を低くすることで、実際に叩いているようなニュアンスを出せます。
これも今後のレッスンで実践的にレクチャーしていきますので、なんとなく覚えておきましょう。
Lesson3前編はここまでです。
後編では、いよいよ実際に音を打ち込んでいきます。今回のレッスンで使用した知識を踏まえて進めていきましょう。