ボーカルレッスン 「ビブラート」をやってみよう!仕組みと3つのルール

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ボーカルレッスン 「ビブラート」をやってみよう!

こんにちは!ABCミュージックスクールボーカル科の津島です!今回は多くの歌手の方も用いる魅力のあるボーカルテクニックの一つ。「ビブラート」についての仕組みを実際の声と共にご紹介したいと思います。それではやっていきましょう!

ビブラートとは?

一定の音の高さを保ちながら上下に声を揺れ動かすテクニック。「ア〜〜〜〜〜」と声が波打つことで、歌を華やかに演出することができます。あらゆる楽曲で使用されている、ボーカルの基礎テクニックです!

ビブラートの仕組み

ビブラートなし、ビブラートありの図

図にある一定の音を「基準音」と言います。ビブラートの揺れは等間隔に帯状に揺れている状態になっていますね。図で分かるように、ロングトーンを一本の線とし比較するとビブラートは波打っている分の声の長さが必要になります。

横隔膜という肺の下にある筋肉を上下運動させることによりビブラートはかかる為、基本の息(肺活量)が多いと長いビブラートがかけられることになります!

・ロングトーン(ビブラートなし)

・ビブラート

その上下運動で起こるビブラートは喉や口でも揺らすことが可能ですが、大元の息が無いことには声そのものが出ない為、横隔膜を鍛え、腹式呼吸をマスターすると肺活量がアップし、ビブラートへの近道になります!

ボイストレーニングの前に〜腹式呼吸と胸式呼吸の仕組み・コツ〜

2018年4月3日

実際のレッスンで腹式呼吸は欠かせない基礎練習として行っていますが、腹式呼吸をマスターしている方はビブラートを応用しやすく、歌を華やかに演出することが出来ます!

ビブラートを美しく聞かせる3つのルール

声が途切れないようにする

ビブラートをかけている間は息が出っ放しになりますので、呼吸が足りないと声が途切れてしまいます。そこで大切になるのが腹式呼吸。トレーニングを行なっていけばロングトーンにかけ続けることもできるようになります。
思い通りの長さでコントロール出来るのが理想的です!

音程の振り幅を均等にする

声を揺らす振り幅を均等にしてビブラートをかけることで安定感があり、聴覚上聞いていて気持ちいい音色になります。

おすすめ練習方法
音程の基準を決定し、均等に行き来する練習が効果的です!
例えば基準となる音を「ド」とするなら「レ」や「シ」など、近くの音から行き来するといったやり方ですね!

ドを基準にしたエクササイズ
ド→レ→ド→レ→ド→レ
ド→シ→ド→シ→ド→シ

ビブラートで揺らす間隔を均等に

冒頭でお伝えした通りビブラートは「基準音」に対して等間隔に揺れている状態です。
均等にかけることがポイントなので、ゆっくりと揺れる、緩やかなビブラートからトレーニングを始めるとコツが掴みやすいでしょう。間隔は短くても長くてもOKで、大切なのは「曲に合っているかどうか」となります。これらを意識することによりビブラートがどんどん良くなっていきます!

おすすめ練習方法
皆さんの思い浮かぶシンガーのビブラートを聞き込んで、モノマネするイメージで行うのがオススメです。
声がどれくらいの感覚で揺れているのかをよく聞きながら実践すると、よりイメージに近づけることができますよ。!

まとめ

今回は声を出す基礎から一歩進んだ、ビブラートの仕組みをご紹介しました!

・歌詞の語尾にビブラートをかけ曲に広がりを与えるアプローチ
・一つ一つの言葉にビブラートをかけるアプローチ
このように曲によって自分で工夫出来る楽しみが魅力的です。様々な曲に合わせてトレーニングを行なって行きましょう!

ビブラート=歌が上手い と言うことではないですが、1つの表現手段として抑えておくとボーカル力アップに繋がっていきます。今後、具体的なエクササイズについてもご紹介したいと思いますので楽しみにしていてくださいね!

また、無料体験レッスンでもビブラートについて解説していますので、ぜひ気軽に会いに来てくださいね^^

以上、ABCミュージックスクールボーカル科の津島がお送りしました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!


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